デザイナーはおしゃれでクリエイティブな職業として有名ですが、デザイナーの中にも色々な種類があります。今回はその中でも特に人気の強い職業である、Webデザイナーとグラフィックデザイナーの違いについてまとめていきます。「違いがいまいち分からない…」という声はよく聞くので、知らない方はぜひこの記事を最後まで読んで違いを理解していってください。
Webデザイナーとグラフィックデザイナーの違いとは?
Webデザイナーとグラフィックデザイナーの違いに関して、「求められるスキル」「年収」「将来性」の3つの観点から解説していきます。それでは、さっそく見ていきましょう。
求められるスキルの違い
Webデザイナー
Webデザイナーは分かりやすくまとめると、ウェブサイト(ホームページ)を作成する仕事です。パソコンやスマートフォンなどのWeb上に表示されるウェブサイトをデザインする仕事であり、その仕事内容はレイアウト変更や使用する画像の作成など多岐にわたります。
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーの仕事は簡単に言うと、印刷媒体のデザインのことを指します。文字や写真、イラストなどのグラフィック要素を組み合わせて行うデザインのことをグラフィックデザインと読んでおり、作成物としては、ポスターや雑誌、パッケージなどがあげられます。
Webデザイナーもグラフィックデザイナーも、写真の加工や文字といったコンテンツの配置など作業としては似ています。最も分かりやすい違いとしては、扱う媒体が「紙かWebか」ということなので、この点を押さえておいてください。
年収の違い
Webデザイナー
Webデザイナーの平均年収は、一般的には300~400万円と言われています。もちろん勤務先や年齢、スキルなどでも変動します。仕事の幅が広がれば年収も高くなっていくので、年収UPやフリーランスとしての活動を目指す方は、全体を管理する立場などといったことにも挑戦して幅を広げていきましょう。
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーの平均年収は300~500万と言われていますが、Webデザイナーと同様に変動するので参考程度に考えてください。スキルを磨くほど年収も高まります。
将来性を踏まえてどちらのほうがオススメ?
グラフィックデザイナーは印刷媒体のデザインを担当する仕事と説明しました。そのため、出版や広告のデザインをする場面が必然的に多くなります。ですが、出版業界では雑誌や書籍の売り上げが低迷していたり、物が売れにくくなっているこの時代、企業の広告宣伝費も削減されているというのが現状です。広告なども従来のテレビや雑誌からシフトし、SNSなどのインターネット上のWeb広告が増えてきています。なので、将来性を踏まえておすすめなのはWebデザイナーです。今後もWeb分野におけるデザイナーの需要は高まっていくでしょうし、仕事の幅も広がっていくでしょう。
グラフィックデザイナーの仕事も完全になくなるわけではなく、Web関連の知識を持っていたり、ディレクション能力があったりすると重宝されるでしょう。今後はデザインができるだけではなく、マルチに活躍できる人材が必要とされると予測できます。
まとめ|Webデザイナーとグラフィックデザイナーの違い
媒体 | 平均年収 | 将来性 | |
Webデザイナー | Web | 300~400万 | 需要が高まっている |
グラフィックデザイナー | 紙 | 300~500万 | 他スキルもあると強い |
今回はWebデザイナーとグラフィックデザイナーの違いに関して、「求められるスキル」「年収」「将来性」の3つのポイントでまとめました。SNSなどインターネットの発展から、Web関連のデザインの需要が高まっているのでWebデザイナーがおすすめではありますが、グラフィックデザイナーでも、Webの知識やディレクションなど幅広い能力があると重宝されます。また、Webデザイナーになるために必要な知識やスキルに関してまとめた記事もあるので、Webデザインに興味のある方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
webデザイナーは未経験からでもなれるのか?必要なものや将来性についても解説していきます!
ぜひ幅広くチャレンジして市場価値を高め、デザイナーとして活躍していってください。